【Diary】遠距離恋愛の始まりと続く猛暑日

Diary

彼が日本からいなくなってしまってから最初の週末。

まーー長いこと長いこと。

私自身はフリーランスなので自由なスケジュールだけど、彼は普通のサラリーマンだったので結局土日に出かけることが多かった。

人混みが嫌いで週末には引きこもるという、彼以前の自分がまだしっかりここにいた。

2年間の濃厚な付き合いを経ても、私は私だった。

そもそも、35度を超えるような暑さの中で、用事もなく出かけられる人を尊敬する。

こんなことを言っているから、浴衣を着た子供連れの家族を窓から見て孤独を募らせる羽目になる。

友達ももうとっくに家庭があるので、気軽には誘えない。

 

我々の遠距離恋愛に話を戻すと、特にいつまでという期限やゴールがない。

彼は日本語を話せないので、仕事の関係で恐らく私が彼の国に移住することになると思う。

日本から出たくて必死に英語を勉強し、手に職をと努力をしていた時期もあったのに、今となっては行きたくない。

私は日本自体ではなくて「日本の労働環境」が嫌いだったらしい。

どこにでも行けるようになると、どこにも行きたくなくなるから不思議だ。

この1年、小さな反抗もしながら彼と話し合ってきたけど、彼が新しい職場に馴染めず私のヒモとなって戻ってこない限り、私のこの自由な東京生活もそう長くない気がしている。

東京のことだって、昔は大嫌いだった。今は自由で最高だと思っている。

東京を離れた暁には、この不快な暑さでさえも懐かしく思う気がする。

特に、この都会的な夜の蒸し暑さを。コンビニの光と共に。

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