衣類のタグでよく見かける、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタン。
これらは主に石油を原料として作られ、プラスチックと同様に、自然に土にかえることはありません。
つまり、私たちがこれらの素材で作られた衣類を捨てた場合、①今もまだ地球のどこかに存在している もしくは ②燃やされて二酸化炭素や有害物質を発生させた かのどちらかです。
どちらにしてもエコじゃないですね。
もちろんその衣類から出た糸くずや毛玉も同様です。
衣類を洗濯する際には、この衣類の細かい繊維を水に流していることになります。
細かすぎて下水処理の段階で取り除けていないものも多いそうです。
そうなると、それらの繊維は海に流れ、自然環境や海洋生物に害を与えます。
更には、水道水やシーフードの形で私たち人間の体内にも取り込まれます。
このことが人体に影響を及ぼすかはまだはっきりとわかっていないそうですが、プラスチックのかけらをすすんで食べる人はいないのに、
このことをまったく気にしないというのは矛盾しているように思います。
1、植物繊維でできた衣類を買う -Buy plant based products.
これがベストかも。つまりコットン(綿)やリネン(麻)でできた衣類(タオルやベッドシーツもお忘れなく!)を選ぶこと。
でも、コットンの栽培には大量の農薬やお水が使われるので、できるだけオーガニックコットンを。
私はリネンがベストだと思っているんだけど、なかなか出会えないし、出会ったとしても私のスタイルじゃないことが多いかな・・・。
リネンの原材料の麻はとても強い植物で、お水も農薬も全然必要としないそうです。
虫にもあまり好かれないので殺虫剤も不要らしい。すごすぎ。
ちなみに、家庭菜園で似たような経験があって、同じ場所で育ててるのにバジルは虫に食べ荒らされて、パクチーは平気だった。
虫にも立派に好き嫌いがあるんですね!笑
レザーやファーも土に還るのでは…?というのは事実ですが、処理の段階で環境を汚染してしまうようです。
環境に優しいレザーとは? -Sustainable Leather?
2、洗濯ネットを使う -Use a washing bag.
とはいえ、私もサラリーマンだったので、ビジネスファッションにコットンや麻のような素材を取り入れにくいのもよくわかります。
水に流してしまうことを防ぐ対策にしかなりませんが、より目の細かい洗濯バッグを使うのもひとつの対策です。
衣類も傷まず一石二鳥かな?
同じものを長く大切に着ていくことも環境保護につながります。
使ったことはまだないんだけど、Patagoniaのこのバッグ(グッピーフレンド・ウォッシングバッグ)が気になっています。
目が細かくて、このバッグ自体の素材も生物分解される環境にやさしいものです。
3、できるだけ洗わない -Wash less.
ギャー不潔!って思われるかもですが、アウターとかは頻度を考えてみてもよいと思います。制服とかスーツとかも毎日洗っていないですよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆